るろうに剣心 新京都編

何ていうんでしょうか、どこまでもイマイチな作品でした。
声優陣が皆年を取った影響もあるんでしょう、京都編だけをピックアップする為、ツギハギ感が尋常じゃなかったです。
斉藤が剣心の事を緋村って呼んでるし、そこは抜刀斎って呼ばないとあかんやんか...。


再編するなら、前編やるべきだったんじゃないかな。あと、劇場が女性客ばっかりでした。
あと、星霜編をけちょんけちょんに貶す女性ばっかりで、こいつらとは一生分かり合えないだろうなと思いました。
殺さずの誓いってそういうことやんか、的な。

ドント・ユー・ウォント・ミー?

ごきげんよう、砂時計でございます。

土曜日はジャンプフェスタに行っておりました。
なんちゅーか、今のジャンプの読者層がよく表れているような...。
少年と男性が圧倒的に少なく、少女と女性が圧倒的に多かったです。
ジャンプ自体、男性のモノじゃなくなったんだなと。認めたくないんだけど、現実はそうでした。


時代のうねりと言いますか、人気を優先していった結果と言うか、寂しいものがありましたね。
テニスの王子様銀魂、リボーン、BLEACH等々の美形マンガのグッズが飛ぶように売れ、
アニメイトやジャンプの物販のコーナーは女性たちが長蛇の列を形成し、購入まで1時間待ちとか、そんな感じでした。


なんだかなぁ...。

坂の上の雲 旅順総攻撃

何というか、こう喉を通らないというか、歯がゆいというか...。あと二・三歩だと思うですよ。
そこを越えると多分、稀代の名作として語り継がれるんだろうと思いますけど、何かが足りない。
あと、実在の人の役に合わせる必要は全くないですし、この点制作側は頑張ってると思いますが、
原作小説も登場人物が喋るなんてのは基本なく、司馬さんのナレーションで話が進むせいか、
このドラマも渡辺謙のナレーションが強すぎて、本編を喰っていると思うこともちらほらありました。


左から守るのがロシア、右から攻めるのが日本、っていう構図は分かりやすくしているんだろうけど、
有りか無しか問われれば、絶対に「無し」だと思います。もう少し、演出面でやりようがあったんじゃないでしょうか。
いくらCGに金を掛けようとも演出が素晴らしくなければ全くもって意味がないわけで...。


あとは、乃木さん、伊地知さん辺りが司馬史観の犠牲になっている本作をどこまで消化するのかってとこでしたけど、
そこまで無能に描かれていなくて安心しました。
旅順は海軍が攻略すると言って、陸軍の助言を一切受け入れなかった海軍が、千載一遇のチャンスに艦隊殲滅を失敗したから、
陸軍に対して急遽、早急に旅順を落とせというのがそもそもおかしいですよね。
司馬さんが乃木さん含む第3軍の無能さを声高に叫んで、それを信じ込む人が多いですけども、
陸海軍の共同和合を軽視無視した海軍の方針が一番の問題じゃないですかねぇ。

マネーボール

ブラッド・ピットの野球映画。大ヒットベストセラー小説の映画化。結構脚色してたんですかね?。
巨人のオーナーさんが内紛を起こす中、こういう作品が同時期に公開される不思議。
カポーティ』の監督が撮ってるだけあって、雰囲気が同じ感じでした。
ですので、『カポーティ』がダメだという人はこの映画もダメって人が多いんじゃないでしょうか。
ソーシャル・ネットワーク』や『シンドラーのリスト』の脚本担当がやってるだけあって、風呂敷の包み方が巧いなぁ、と思いました。


ラストを「推測できる」ってやっぱり映画の醍醐味だと思うんですよ。素晴らしい作品の条件と言いますか、何と言いますか...。
そういった条件に符合する良い作品だと思います。

機動戦士ガンダムUC #4 「重力の井戸の底で」

お話は映像にするならこの展開しかない、という感じでした。部分部分にスタッフさんたちの苦労が垣間見えますね。
MSVのMSが大活躍するシーン、個人的には大満足なんですけど、日常シーンとの描き込みのギャップが凄い気になりました。
毎回そうかもしれませんが、今回は本当に気になりました。
キャラの作画は正しいと思うんですよ鼻に影なんて出来ませんからね。
ただ、安彦良和さんのアニメだとそこって影入れるんじゃないのかな?、とか思ったり思わなかったり...。
もう少し、安彦さんの画に近づけてもいいんでないのかなという感じがしましたが、スタッフさんもギリギリのラインで頑張ってるんでしょうね。


小言を言いましたけど、大満足の1本です。これだけは間違いない。

ザ・サンシャイン・アンダーグラウンド

ごきげんよう、砂時計でございます。
寒い日々が続いておりますが、やっぱり冬は良いですね。
雲が高高度になる分、空が高く見えますし、晴れ渡る青空が本当に綺麗でテンションが上がります。