ラスト・エクソシズム

ラスト・エクソシズム
映画に精通している上司とこの映画についての話をしたんですが、
手堅い、しっかり作り込んでいるホラー映画という事で一致した作品でした。


キリスト教徒の信者が観たら、絶大と言っていいほど「嫌な」気分になるんでしょうが、
そこは日本人なんで「手堅く、しっかり作り込んでいる」っていう感想になるんでしょうね。
キリスト教徒が邪教に走るのはやっぱり禁忌なわけで、そこにアメリカ人が抱く
「田舎モンは何を考えてるか分かんねぇ!」っていう部分を合わせて描写するんで、
キリスト教徒のアメリカ人にとってはさぞ面白い映画だったと思います。
オカルト的な「怖さ」というよりも「宗教的な」怖さに特化した、
今の時代には無い昔のオカルト映画なんだろうな、と。


グロい描写や恐怖の沸点を期待していくと、的はずれな映画であって、
前述しているキリスト教徒の禁忌と田舎モンの思考に恐怖する映画でございました。